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虫喰塗箸 夫婦箸 伝統工芸士 吉井信公作

長さ (緑虫喰)23cm
   (赤虫喰)23cm
天然木・漆手塗
日本製 桐箱入

※化粧箱ご希望の場合、ご注文フォームの名入れ欄に「化粧箱希望」と入力して下い。
 ¥500(税込)サービスとなります。


会津虫喰塗とは全国で唯一会津だけで行われている変り塗の技法です。
まるで虫が葉っぱをかじった痕のような模様なので虫喰塗と呼ばれます。
江戸時代に武士が刀の鞘を美しく塗らせてオシャレを競ったのですが、その過程で全国で様々な塗りの技法が編み出されました(鞘塗・変り塗)。虫喰塗もそのひとつなのです。

吉井さんは師匠の物井与太郎さんに弟子入りして以来60年、虫喰塗・根来塗・曙塗などの研ぎ出塗を究めた第一人者です。平成20年には国から叙勲もされました。
昭和12年 丸物塗師・吉井友喜の長男として会津若松市に生まれる。昭和30年 物井与太郎師匠に入門。平成9年 伝統工芸士に認定。平成18年 会津伝統工芸士会副会長。平成20年 瑞宝単光章授章。

制作方法は以下の順です。またまた長くなりますがどうかお付き合いを。

最初は木地固め。木地(ひばの木・東北地方特産のヒノキの亜種)に生漆を塗って防水性と後に塗る漆の密着性とを高めます。乾燥後400番で研磨。

次は下塗り。刷毛で黒中塗漆を塗って乾燥後400番で研磨。

ここからいよいよ仕掛け(変り塗の準備)の始まりです。
黒漆を厚めに全体に塗り、大麦のモミをパラパラとまきます。
24時間乾燥風呂に入れて乾燥したら堅めのヘラでモミを落すとまるで月面のクレーターのようにモミの形の凹みとそれを囲む土手状の高いカベが現れます。
この高い土手状のカベが虫喰塗のキモ。押し付けられたモミ表面がもつ毛細管現象と厚塗りした漆の表面張力との働きでこのカベができる。このカベが無いとただの水玉模様の変形版にしかならない。まさに先人の知恵。

150番から280番のペーパーで水研ぎをして不純物の除去とクレーターのカベの高さを整えます。
「高さをそろえないと後の作業性が落ちる、削りすぎだと意図した模様が出せなくなる」(吉井さん)ので慎重に作業。

そして乾きの早い黒呂色漆を薄塗りして乾燥風呂に。
乾きの加減を見計らって鹿のお腹の柔らかい革に銀粉をつけて全体に蒔きます。
「息を吹きかけて白く曇るなら乾燥のさせすぎ。その直前の段階(青息がつくとき)に銀を蒔く」(吉井さん)。漆が接着剤代わりとなって銀粉が定着する。
木地呂漆(きじろうるし)を刷毛塗り。乾燥後研磨せずに色漆(緑・赤)を刷毛塗り。乾燥。
これで「仕掛け」が完了です。
色漆を塗った箸はダンボールの断面を流用した自製の箸立に並べられ、後方の乾燥風呂内で乾燥させる。塗りたての色漆はポスターカラーのようにピカピカ輝いているが、乾燥すると写真のように落ち着いた色になる。

これからは「研ぎ出し」の過程に入ります。
根来箸のときは600番で研ぎ出し開始でしたが、今回は400番からスタート。「400番で堅いクレーターをならしながらおおよその模様を研ぎ出して600番で微調整」(吉井さん)、続いて800→1000番と番手を上げて研ぎ出しが完了です。
研ぎ出し終了後・胴摺り前の赤虫喰箸。水研ぎ中は水分でツヤツヤに見えるが水気をぬぐうとこの程度のツヤ。このあとの胴摺り・研磨が欠かせないことがわかる。

いよいよ仕上げです。
研ぎ出した塗面に生漆を綿布で摺り込んで小キズを埋め(摺り漆)、乾燥後に水に溶いてパテ状にした砥の粉(とのこ・黄土を焼いたもので刀剣の研磨にもつかわれます)をウール100パーセントの布につけて胴摺り(どうずり)。
胴摺りでできたさらに細かいキズをもう一度摺り漆で埋めて研磨。
「ダメ押し」(吉井さん)に水と練った白レーキを人差し指と中指の先につけて最後の研磨。

最後に箸の天にツヤありの黒花塗を塗って虫喰塗箸の完成です。

使い心地ですが天然素材の漆だけが持つ温かみのある肉持ち感が手に伝わってきます。
素地のヒバの木の軽さがさらに上質感を高めています。

大切な方へのご進物用にどうぞ。

※本品は手作りですのでひとつずつ模様が異なります。模様がお気に召さない等の交換・返品はできませんのであらかじめご了承お願いいたします。











材質
[木製] 木製 (M) メラミン樹脂
[木繊] 木繊(中密度繊維板) (U) ユリア樹脂
[木粉] 木粉と樹脂の成型品 (N) ナイロン樹脂
[竹] 竹 (F) フェノール樹脂
[合成紙] 合成紙 (A) ABS樹脂
[紙] 紙 (P) PET樹脂
[陶胎] 陶胎 ※0 (P・A) 飽和ポリエステル・ABS樹脂
(ア) アクリル樹脂
塗装 原産地
(漆) 塗装 [日本製] 日本製
(ウ) ウレタン塗 [輸] 輸入品
(カ) カシュー塗 [輸加] 輸入加工品
(エ) エポキシ塗
(漆)+(ウ) 漆+ウレタン塗 ※1
(ウ)+(漆) ウレタン+漆塗 ※2
(ア) アクリル塗装
※0・・・陶磁器に漆を施し装飾したものを「陶胎漆器」と言います。
※1・・・漆+ウレタン塗は、漆の比率が50%以上の混合塗装。
※2・・・ウレタン+漆塗は、漆の比率が50%未満の混合塗装。
虫喰塗箸 夫婦箸 伝統工芸士 吉井信公作
販売価格

7,000円(税込7,560円)

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