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根来塗箸 夫婦箸 伝統工芸士 吉井信公作

長さ (大)23cm
   (小)22cm
天然木・漆手塗
日本製 桐箱入

※化粧箱がご希望の場合はご注文フォームの名入れ欄に「化粧箱で希望」と入力してください。
 ¥500(税込)サービスとなります。


根来塗は和歌山県の根来寺でつくられていた朱塗の漆器です。
長年使い込むと表面の朱が磨り減って下地の黒が見えてきます。
これがシブいと江戸時代の茶人に根来模様として珍重されされました(現代のユーズド・ジーンズみたいですね)。
そこで、はじめから根来模様をデザインとして再現する技法が生まれ、あわせて「根来塗」と総称されています。

吉井さんはこの根来塗の会津における第一人者です。会津の漆器学校で講師も勤める伝統工芸士さんです。

製作方法は以下の順です。少々長くなりますがお付き合いのほどを願います。

最初は木地固め。木地に生漆(きうるし・原料漆からゴミ等を除いたもの)を刷毛塗りして防水性と上に塗る漆の密着性とを高めます。生漆を吸って木地の繊維が逆立つことがあるので(「木が立つ」と吉井さんは表現します)、乾燥後400番のペーパーで研磨。

次は下塗り。刷毛で黒中塗漆(くろなかぬりうるし)を塗り、乾燥後400番で研磨(下塗り研ぎ)。
もう一度黒中塗漆を塗って乾燥後400番で研磨(中塗り・中塗り研ぎ)。

上塗りに入ります。
まず研磨塗用の黒呂色漆を刷毛塗り。乾燥後400番で研磨。
次に本朱を刷毛塗り、乾燥後同じく400番で研磨。
最後にフィニッシュ・カラーの洗朱を刷毛塗りして上塗が完了します。
この過程を吉井さんは「仕掛け」と呼んでいます。

ここからいよいよ根来模様の再現の始まりです。
洗朱単色に塗り上がった箸に600番で研磨をかけると下層の本朱・黒が研ぎ出されてきます。
「これで模様を決める」(吉井さん)のですがどれくらい研ぎ出すのかは「永年使い込んだ感じを基本にしながらも全体のバランスから決めていく」(吉井さん)そうです。
さらに800番、1000番と研磨してツヤを上げていきます。
コレで研ぎ出しの完了です。

まだ仕上げが残っています。
研ぎだした面に布につけた生漆を摺り込んで研ぎ面を固めるの同時に見えない小さなキズを埋めます(摺り漆)。
乾燥後、水に溶いた砥の粉(とのこ)をツィードの毛織物につけて胴摺り(どうずり)して平滑化を図り、胴摺りでできたさらに細かいキズをもう一度摺り漆で埋めて最後の一磨き。


最後の最後に箸の天(てっぺん)にツヤありの黒花塗漆をぬってやっと根来塗箸の完成です。

肝心の使い心地ですが、とにかくスムース。
食べ物を口に入れたあとにお箸を引き出すわけですが、舌と唇に漆の肉持感のある柔らかな感触を残していく様がとっても爽やかです。
そして漆だけ持つ独特の温かみが手の内に感じられて、なんだか落ち着いた気分になります。

よく塗箸はすべって使い難いといわれますが、私自身箸使いは上手ではないですが格別不便は感じませんでした。

※本品は手作りですので、一つづつ模様がことなります。模様がお気に召さない等の交換・返品はできませんのであらかじめご了承ください。











材質
[木製] 木製 (M) メラミン樹脂
[木繊] 木繊(中密度繊維板) (U) ユリア樹脂
[木粉] 木粉と樹脂の成型品 (N) ナイロン樹脂
[竹] 竹 (F) フェノール樹脂
[合成紙] 合成紙 (A) ABS樹脂
[紙] 紙 (P) PET樹脂
[陶胎] 陶胎 ※0 (P・A) 飽和ポリエステル・ABS樹脂
(ア) アクリル樹脂
塗装 原産地
(漆) 塗装 [日本製] 日本製
(ウ) ウレタン塗 [輸] 輸入品
(カ) カシュー塗 [輸加] 輸入加工品
(エ) エポキシ塗
(漆)+(ウ) 漆+ウレタン塗 ※1
(ウ)+(漆) ウレタン+漆塗 ※2
(ア) アクリル塗装
※0・・・陶磁器に漆を施し装飾したものを「陶胎漆器」と言います。
※1・・・漆+ウレタン塗は、漆の比率が50%以上の混合塗装。
※2・・・ウレタン+漆塗は、漆の比率が50%未満の混合塗装。
根来塗箸 夫婦箸 伝統工芸士 吉井信公作
販売価格

7,000円(税込7,560円)

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